キックオフイベントレポート Vol.3 なぜ今、富山で起業なのか? VCと起業家が語るT-Startup選定のメリット
「地方での起業は不利なのではないか?」——そんな不安を抱える起業家や学生にとって、富山県は今、刺激的でチャンスに溢れたフィールドになりつつあります。
本記事では、「T-Startupキックオフイベント」の対談トークセッションから、最前線で活躍するベンチャーキャピタル、支援者、T-Startup企業の生の声をお届けします。これを読めば、富山ならではの「勝機」と「T-Startup企業に選定されるメリット」が分かり、あなたの次なるアクションのヒントが見つかるはずです。
T-Startupに期待する役割:行政の後ろ盾がもたらす「応援」と「共感」

とにかく熱い対談トークセッション
(写真左から、㈱Relic 中登氏、㈱GENLY中村氏、㈱ファンベースカンパニー 池田氏、
㈱日本海ラボ 高田氏、ほくほくキャピタル㈱ 田中氏、㈱Relic 金子氏)
T-Startupは富山県が選定するスタートアップ支援プログラムですが、支援者や投資家の目線から見ると、どのような役割や価値があるのでしょうか。
結論から言えば、T-Startupに選定される最大の価値は「信頼の獲得」と「応援されるエコシステムの活用」にあります。
その理由は、行政が「この企業を全力で支援する」という旗振りをすることで、資金調達のハードルが下がり、周囲からの支援が集まりやすくなるからです。実際に、新しい資金調達手法に精通する株式会社ファンベースカンパニーの池田氏は、次のように語ります。
「今の時代、成長資本を集めるのは難しくなっています。その中で『T-Startupに選ばれた企業』というお墨付きは、お金を出す側から見て『地域のみんなが応援している、潰れにくい企業』というシグナルになります。事業の詳細が分からなくても、『富山を応援したい』という共感が企業への投資に繋がりやすいのです。」
また、ほくほくキャピタル株式会社の田中氏も「富山と東京の差を埋めるのがT-Startupのような施策。県が後ろ盾になってくれる意義は非常に大きく、北陸スタートアップランウェイなどの支援者コミュニティと連携しながら育てていきたい」と、その期待を寄せています。
富山のスタートアップの可能性

熱気に包まれたイベント会場。県内起業家やその挑戦を支えるサポーターたちが集結
「地方だから…」を言い訳にしない。それが今回のセッションで共通していた強いメッセージです。
1. イノベーターの人口密度は東京に負けない
㈱GENLYの中村氏は「富山の五福エリアには約1万人の学生が存在し、スタートアップのオフィスに集まって熱量高く活動している。熱量の密度、イノベーターの人口密度で言えば、決して東京に負けていない」と力強く語りました。
2. 地域課題の解決とフィールドとしての魅力
最初から実証実験のフィールドが豊富にある地方で事業を立ち上げ、成功モデルを作ってから全国へ展開するというステップアップは、非常に有効な勝ち筋です。
T-Startup企業に選定されるメリットとは?
実際にT-Startupに選定された企業は、どのような変化を感じているのでしょうか。
2025年度のT-Startup企業である㈱GENLYの中村氏は、その実体験を赤裸々に語ってくれました。
【中村氏が感じたT-Startup企業に選定される主なメリット】
| メリット | 具体的な変化・効果 |
| ネットワーキング | パートナー企業や支援者との人脈が広がる。
人脈が広がることでより多くの人から応援され、経営者としての自信につながる。 |
| 知財・専門的支援 | 単なる特許出願に留まらず、VC目線で「競争優位性」を証明できる本質的な知財支援が受けられる。 |
| 資金調達の確度向上 | 「T-Startup企業」であることで、投資家や金融機関との対話がスムーズになる。 |
中村氏は「スタートアップとして勝つ確度を上げるためには、みんなで勝たせにいくエコシステムが必要。チャレンジしようと思っているなら、絶対に申し込んだ方がいい」と、これから応募を考える起業家へ熱いエールを送りました。
富山から新しい価値を生み出そう!
起業に関心がある方、既存の事業をさらに拡大したいスタートアップ企業の皆様。T-Startupは、あなたの挑戦を全力で支援します。
最新のイベント情報や支援プログラムの詳細は、T-Startupの公式ページで随時発信しています。今すぐチェックして、あなたの起業ストーリーの第一歩を踏み出しましょう!

集合写真で、T-Startupの「T」で想いを1つにしました!
今後の展望
「T-Startup 2026」のキックオフイベントは、単なる説明会にとどまらず、起業家たちの生の熱量と、それを全力で支えようとする富山県の強い意志が交差する場でした。特に、株式会社GENLY 中村氏の「現場のリアルな課題を、現場が使えるテクノロジーで解決する」という姿勢は、多くの参加者の胸に強く響いたはずです。
富山県発のイノベーションは、今まさにこの場所から生まれようとしています。
「次はあなたが、出すぎた杭になる番です。」
富山県で起業を目指している方、自社の技術で急成長を狙うスタートアップの方は、ぜひ「T-Startup」の取り組みをチェックしてみてください。
今後のイベント情報や支援プログラムの詳細は、T-Startup公式ウェブサイトで随時発信しています。
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